1kW当たり39万円の超安値の太陽光発電システムがヤマダ電機から発売


超安値の太陽光発電システム

2012年03月19日

環境ビジネスサイトの3月12日記事「ヤマダ電機、オリジナル太陽光発電システムを1kW39万円台へ」から。

ヤマダ電機は、3月10日より普及価格「39万円台/1kW」を実現したオリジナル太陽光発電システムの販売を開始すると発表した。韓国S-ENERGY 社製の太陽光モジュールに必要なシステムを組み合わせ、一般家庭向けとアパート向けの2つのプランをパッケージ化することで低価格化を実現した。

本システムは韓国S-ENERGY社製の高性能太陽光モジュールをはじめ、オムロン製のパワーコンディショナー&カラーモニター、日本フォームサービスの架台、税・標準工事費など、システムを構成する要素をワンパッケージ化したもの。また、太陽光モジュールには25年の長期出力保証、システムには10年保証を付帯し信頼性を高めた。太陽光発電システムの現状の売価相場は1kW当たり50万円前後で、本システムは従来相場を大きく引き下げる製品となる。

当面は一般家庭向け「3.84kWシステム」(特別セット価格153万円/1kW当たり約39万8,400円)と、アパート向け「9.60kWシステム」(同380万円/同約39万5,800円)の2つのプランを中心に販売を展開する。国や自治体からの補助金を活用すれば、実質的には1kW当たり30 万円台半ばでの導入が可能となる。

同社では太陽光発電システムの販売に関連し、4つの長期安心アフター制度(日照補償10年、動産総合保険10年、工事保証・瑕疵10年、安心点検8年)を有料オプションとして用意している。今回、有力家電メーカーのシステムに加え、本オリジナルシステムを用意して商品ラインアップを拡充し、このアフター体制をベースに拡販を図る計画だ。2012年度に同社単独で1万2000セット、ヤマダ電機グループ全体で2万セット以上の太陽光システム販売をめざす。

S-ENERGY社は韓国サムスン電子の太陽光発電部門を母体としており、そこから2001年に分社・独立した太陽光発電システムのメーカー。韓国では同国初となるメガワット・クラスの太陽光発電所建設を手がけるなど、トップクラスの実績を有する。同社製太陽光モジュール「240PA8」は多結晶セルで、公称最大出力は240W、モジュール変換効率は15.1%。(C)環境ビジネス

これは非常に安い。ヤマダ電機が1キロワット当たり39万円台の太陽光発電システムの販売を開始した。この価格は太陽光発電のためのすべてが込みだ。次の内容だ。
・韓国S-ENERGY社製の高性能太陽光モジュール
・オムロン製のパワーコンディショナー&カラーモニター
・日本フォームサービスの架台
・標準工事費
・税

そして長期アフター保障制度もあるがさすがに有料オプションとのことだ。次の内容だ。
・日照補償10年
・動産総合保険10年
・工事保証・瑕疵10年
・安心点検8年

ついに1キロワット当たりの太陽光発電システム設置単価が30万円台に突入だ。この衝撃は大きい。日本の、優秀な能力を持つが高価な太陽光パネルメーカーは非常につらいだろう。

この太陽光パネルを製造しているS-ENERGY社は、韓国サムスン電子の太陽光発電部門が母体とのことだ。そして同社の太陽光モジュールはシリコン多結晶型で、出力0.24キロワット、モジュール変換効率は15.1%とのことだ。シリコン多結晶型なのに出力0.24キロワットということは、この太陽光パネルのサイズは通常の1m×1.5m より少し大きいのだろう。そして多結晶で変換効率約15%は、そんなもの、といった性能だろう。

韓国からやってきた太陽光発電の価格破壊は、中国、台湾のメーカーの安値攻勢が続くだろう。日本のメーカーはこのデフレ安値競争に巻き込まれずに発電量の性能で勝負してもらいたいが、屋根の面積がある程度確保できるユーザが安いメーカーに流れてしまうのは当然だ。シャープの大赤字が伝えられているが、今後の日本の太陽光パネルメーカーは苦戦が続くだろう。

 
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