太陽光発電システムの設置業者の選定

太陽光発電システムの設置業者の選定方法として、業者の見つけ方、業者選定のチェックポイントについて説明します。

選定方法

太陽光発電システムの設置は、屋根の形状など多様な状況に対応して設計・施工しなければならないので「オーダーメイド」と言う事が出来ます。そして太陽光発電システムのメーカーは設置工事は行いません。太陽光発電システム販売・設置の専門業者が設置工事を行います。メーカーはそれら業者の紹介すら行わないのが一般的です。


その業者ですが、大変残念なことにすべての業者が良心的な値段できちんと設置工事を施工するわけではありません。これには歴史的経緯があります。80年代、太陽熱温水器の売上は絶好調でした。そこに悪徳な訪問販売業者が参入し、強引な商法が社会問題となりました。それらの業者の一部が、いま太陽光発電マーケットに参入している、ということです。ただほとんどの業者は良心的に仕事していることは事実です。ほとんどが地域密着で地道に仕事している業者だからです。


太陽光発電システムを設置するには業者を決めなければなりません。しかしメーカーならいざ知らず、太陽光発電システムの販売・設置業者はほとんど知らないのが普通です。以下、業者の探し方と業者選定のチェックポイントを説明します。


なお必ず複数の業者に声をかけ、見積もりと設計図を提出させてから最終決定するようにしましょう。

業者の見つけ方

ネット検索


ネットで検索する方法が手っ取り早いでしょう。検索キーワードは、「太陽光発電」と地域名です。たとえば設置場所が横浜市なら、検索エンジンで「太陽光発電 横浜」で検索してみましょう。すると、指定地域を営業範囲とする業者が数多く検索されます。


なおメーカーを決めている場合は、メーカー名も含めて検索すると良いです。たとえばシャープのシステムにしたい場合は、「太陽光発電 シャープ 横浜」で検索します。


かなり多くの数が検索されますので、ひとつひとつ見てゆきます。この時点ではサイトの印象が良く、記載情報がしっかりしているサイトを選びます。


次に、その業者の会社名で検索してみます。悪い評判があればネット上に必ず情報があります。ただネット上の情報はすべては信頼できません。非常に良い評価が書かれている場合はヤラセの可能性がありますので割り引いて判断します。


業者を決めましたら、電話、またはメールで連絡し、打合せに来訪して貰います。


それから先の打合せ内容については、太陽光発電システムの設置手順ページをご覧ください。


なお打合せの途中でその業者とはもう取引したく無い、という場合もあります。そのときは早めにノーを通告するようにします。そのときはあまりはっきりした理由を言わないことがコツです。理由を言うと優秀な営業マンなら必ず代替案を持ってくるからです。


無料見積サイト


匿名で見積ができるサイトがありますのでご紹介します。太陽光発電システム見積工場というサイトです。このページの左上に、無料見積ページへのリンクがあります。


家の設計図面などを事前に提出する必要はありますが、発電量のシミュレーションや概算見積が得られます。すべて匿名・無料で可能です。ネットで検索して業者を探す場合でも、事前にこの無料見積はやっておく価値があります。

業者選定のチェックポイント

次の項目を基準に業者を決定します。


強引


太陽光発電の訪問販売でよくある、強引なセールスは断固断ります。また、特別割引や、期間限定割引で契約を急がせる場合は、いくら魅力的でも裏があると思って断ります。


調査


太陽光発電システムの設置手順ページで説明したとおり、見積もりには調査が必要です。その調査がおざなりの場合は、いい加減な業者と判断して断ります。


設計図


必ず設計図を提出させます。設計図を作るためには販売・施工会社側も費用がかかることは確かです。しかしその費用は会社側は営業経費として織り込み済みなのです。遠慮することなく設計図を要求しましょう。設計図の作成を断る業者はこちらから断ります。もちろん、「発注してくれるのなら設計図を作ります」という業者もお断りです。


提出して貰った設計図について、良く説明してもらいましょう。「根掘り葉掘り」聞くことが大事です。こちらは素人、向こうはプロなのですから。もちろん、納得の行く説明が得られなかったらお断りします。


見積書


できるだけ細かく見積もられているかどうかをチェックします。「システム一式」などという簡単な記載なら、信用できませんので断ります。


そして金額について詳細に説明してもらいましょう。もちろん、納得の行く説明が得られなかったらお断りします。


なお金額が適正かどうかは設置場所の状況により一概には言えませんが、太陽光発電システム導入費用ページで書いた次の基準で判断してみてください。

合計費用を発電量のキロワット数で割って、1kW当たりの価格を計算してみてください。例えば発電量3kWシステムの合計費用の見積り額が210万円なら、1kW当たり70万円となります。

それが60万円~80万円なら、ほぼ常識的な価格と言うことができます。これを超えるときは、何故高いのか、設置業者に厳しく問いただして見ましょう。また逆にあまりに安いときは、品質の悪い電気を作る粗悪品パワーコンディショナーを掴まされる場合や、屋根を傷付ける粗悪工法の場合もありますので、残念ながらあまり安い場合も要注意です。


実績


いままで何棟の太陽光発電システムを施工したか確認します。数件の実績しか無い場合には、施工が不完全で屋根に雨漏りの原因となる穴を作ってしまうこともありますので、お断りします。


また今までに設置した顧客を教えてもらってください。そのお宅に業者の評価を確認すると良いです。顧客を教えようとしない業者は要注意と見なして断ります。

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